先日アップした京都でのシンポジウムについて詳細の内容を紹介したいと思います。

 

今回のシンポジウムは、DPCA(一般社団法人ドローン撮影クリエーターズ協会)が主催しており、ドローンのカメラ機能を生かした、様々な分野の活用例の紹介や撮影技能士についての内容でした。

 

 

防災分野での活用事例について、当スクールは消防関係者の方々とも意見交換をさせていただいたりしている中で他県での事例についての情報収集をすること、また測量や点検分野では、スクールに来られるお客様で関係者の方が多く色々と質問をいただく為理解を深めたいと思い、今回のシンポジウムに参加しました。

 

災害現場でのドローン活用事例での講話では、先月起きた豪雨災害時に災害調査撮影をした実際の映像や、その時の撮影の技法についてお話を聞くことができました。実際には災害現場でドローンを飛行できるのは災害協定などと結んでいて許可された者のみとなるようですが、災害時の事例や撮影技術については大変勉強になりました。

測量分野については、写真測量とレーザー測量について、実際に測量後の3Dデータをみたり精度の違いについて聞くことができました。写真測量では撮影した写真が90%以上の精度でかみ合わないとデータとして成り立たないことや、レーザー測量のシステムは今後クラウド化が進んでいくことなどが分かりました。かなり専門的な話でしたが、自分たちがまだ詳しく触れ合ったことのない話で測量について理解を深めることができました。

 

DPCAが8月より始める撮影技能士の講習では、用途別にカリキュラムがあり修了すると認定証が発行されます。

「災害調査撮影技能士」「測量撮影技能士」「点検維持管理撮影技能士」「商業撮影技能士」「赤外線撮影技能士」「目視外操縦撮影技能士」

様々な撮影環境においてドローンを安全かつ効率的に運用するための操縦技能と専門的な撮影技能について学ぶことができます。

また、DJIの機体販売代理店のSEKIDOの方の講演もあり、DJIのMG-1、Matrice200、ZENMUSE XT2など機体や周辺機器の展示もありました。講演のなかで、実際にドローンに赤外線カメラを装着してその映像をスクリーンに映して鑑賞しました。また、LEDライトを装着した機体でその明るさを実際に体感することができました。

 

今後岐阜ドローンスクールとしては、様々な業界のお客様に少しでも新鮮な情報や、ドローンの飛行技術をお伝えしていけるように努めてまいります。