ドローンに関するニュースの中で、ここ最近多くなっている業界と言えば「物流業界」ですよね。

 

「日本で、海外で!ドローン物流の実証実験が各企業で進行中」

https://viva-drone.com/drone-logistics-demonstration-experiment/

 

「物流」と言いますが、現実は非常に広い意味を持っている言葉です。

辞書的な解釈は割愛して、一般的に物流と聞くと、

「運送会社」や「配送トラック」、「倉庫」などを思い浮かべると思います。

実際、モノを運んだり(輸送)、一時的に倉庫で保管したり、目的地や目的先に合わせて荷物を整理(荷役・流通加工)したりと、非常に多くの工程があります。

そして、ある程度機械化はできても、その工程の多くを人力で行わなければならない状態です。

 

物流は”産業の血管”です。

ここが滞ってしまうと、産業全体に大きく影響します。

だから、国内外の全ての政府が物流を今後どうやって維持・効率化するかを考えています。

 

国の中でも分科会や検討会などが設置され、色々な協議がされています。

例えば、昨年6月には「過疎地域等におけるドローン物流ビジネスモデル検討会」の中間報告がありました。

その資料の冒頭にも、

「少子高齢化の進展等我が国の社会構造が変化していく中、特に過疎地域では、

積載率の低い非効率な輸配送や食料品等の日常の買い物が困難な状況に置かれているいわゆる「買い物弱者」等の課題の解決だけでなく、

住民等に対するサービス水準を向上させうる新たな物流手段としてドローンが期待されている」

と書かれています。

そして、2019年には物流における無人航空機の実証実験が長野県、福島県、福岡県、岡山県、埼玉県で行われました。

 

物流が全てドローンで解決することはありませんが、ドローンが役に立つ工程が確実にあるため、

当社としてもその進捗を見つつ、下支えできるようになればと思います。