「森林管理」という言葉がありますが、皆様ご存知でしょうか?
林業や土木関係の方であれば知っていると思いますが、一般の方からすると余り聞かないことばかもしれません。
あくまで一般論ですが、国は「国土管理」として山や川、海岸などを管理しています。
山及び森林についても、ある程度区切りを設けて細かく管理しています。
そういった管理をすることが「国土保全」や「災害対策」、「国土資産評価」に繋がるわけです。
この監督官庁の一つとして森林管理局があるわけですが、岐阜県には高山市、下呂市、中津川市に森林管理署があります。
ぶっちゃけ、聞いたことありませんでした。。。。スイマセン汗
こういった官庁を軸に、国土の管理、林業の産業振興、木のブランド化等、様々な取組みを行っていますが、ではドローン及び無人航空機は活用されるのでしょうか?
分りやすい分野で言うと「林業のコスト削減と生産性向上」で利活用が検討されています。
例えば、資産評価について。
概論で言えば、「この山には、どんな木が、何本、どんな状態か」が分からないと正確な資産評価ができません。
しかし、膨大な本数の木があるため、そもそも全てを把握して計算することは困難です。
また、木は日々成長しているため、どの種類の木がどんな状態か(資産価値が高いのかどうか)、リアルタイムに計算することも非常に困難です。
ヘリコプターなどを使って撮影をして回れば可能かもしれませんが、いくら人手と費用がかかるのやら。。。。
その意味では、ドローンのようにカメラとそのデータを活用できるシステムがあり、操作も簡単な機器は利用価値が高いと思っています。
他にも、林業では多くの機械を使いますが、山頂まで運ぶ負担が非常に重いことが課題となっています。
機械化を進めている会社もあると思いますが、その一つとしてドローンが活用できないか検討が進んでいます。
以前、岐阜県森林文化アカデミーにてドローン活用セミナーを受けましたが、その際も取り組んでいる状況の説明を受けました。
※2018年8月10日「岐阜県森林文化アカデミーのドローン活用セミナーに参加してきました!」
https://gifu-drone.com/archives/554
林業においてドローンが活躍できそうな業務があるなら、それを推進することも我々の仕事だと思ってサポートしていきたいと思います。